Aさんは32歳のときに⾃宅を購⼊しました。
しかし、当時のAさんたち夫婦には貯⾦が無く、頭⾦0円で住宅の価格と諸費⽤
まで合わせて3,800万円の住宅ローンを組みました。
夫婦共働きではありましたが、不況の影響を受け給料が激減。
「なんとかしなくては」という思いから消費者⾦融からお⾦を借りて住宅ローン
の返済に充てました。
今思うと低⾦利である住宅ローンの返済に20%を超える⾦利のお⾦を借りて
返すこと事態、無理がありました。
短期間のうちに借⾦の額は膨らみ、当初は返済できるだろうと思い借りた消費者
⾦融からの借⾦も気が付くと300万円を超えていました。
こうなると、⾦利の⽀払いも⼤変になり住宅ローンの⽀払いどころではなくな
り、全てが悪循環に陥ってしまいました。
結果的に・・・
住宅は差し押さえられ、裁判所から競売の開始通知が届きました。
もう⾃⼰破産するしかないのかと考えていた時、ワラにもすがる思いで当事務所
に相談に来られました。
ほとんど諦めかけていたAさんですが、最悪の事態である競売、⾃⼰破産は避
けることができると聞き、⾃宅を任意売却することにしたのです。
Aさんは「ここに相談しなければ、どうすることもできないまま競売になって
いたのかと思うと本当に感謝の気持ちでいっぱいです。」と仰っていただきまし
た。